小児科オンラインジャーナル

2018.11.20

意外と多い!ショッピングカート事故を防ぐための注意点

スーパーでお子さんがケガをしてしまい、楽しい買い物が台無しなんてことありませんか?今回は買い物中のケガの中で特に注意していただきたい、ショッピングカート関連のケガについてお知らせします。

【とにかく「頭からの転落」に注意】

ショッピングカート関連のケガで最も多いのは、転落です。子ども用座席に座っていたとしても注意が必要です。急に自分の興味のあるものに手を伸ばしたり、立ち上がったりして転落してしまうことがよくあります。

ケガの部位としては頭が84%と最も多くなっています。子ども用座席に立ち上がった場合、80cm程度の高さになり、なおかつスーパーなどの床は硬いため、頭蓋骨の骨折の危険もあります。

【年齢別では1,2歳に事故が集中】

1,2歳代はとりわけ好奇心が強いため、事故が多く、全体の55%を占めています。この年齢のお子様と買い物をする際は、特に注意してください。

【守ってほしい3つの予防策】

事故は予防が第一です。以下の3点を守ってください。

・ カートの子ども用座席にベルトやハーネスがあれば、必ず締める
・ カートからお子さんが立ち上がらないよう目を配る
・ 子ども用座席以外の部分に子どもを乗せない

せっかくの楽しい買い物が台無しにならないように、今一度注意していただければと思います。

小児科オンラインはこれからもお子さんの事故に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。
(小児科医 橋本直也)



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